立憲民主党を草の根から応援&監視・チェック

#枝野立て!と言った責任上、生れたばかりの立憲民主党を応援&監視・チェックしたいと思います

Dear 立憲民主党&仲間の人へ #選挙を終えて

Dear 立憲民主党 #選挙を終えて

公式さんが #選挙を終えて で思うことをつぶやいて欲しいとのこと。

どうしても長文になりそうなのでこちらで思うところを書いてみたいと思います。

 

思えば、#枝野立て と呟いてからから立憲民主党を応援、そして追いかけてきました。

 

今回の参院選で、議席数は増えたものの、私の中では惨敗との思いです。

 

各選挙区、そして比例で、意を決して立候補なさった方の勇気、そしてご努力には言葉にできないくらいに感謝していますし、数々の候補の心揺さぶる演説に涙しました。もし機会があれば是非次回以降再チャレンジしていただけることを願っています。

 

複数区での候補擁立についてなどは、様々な意見のパートナーで意見がある方もいらっしゃると思うし、それぞれの地区の事情もあるでしょうから、意見は譲りたいと思います。

 

また、長年地元自治体議員を多く抱える自民党と比べ、組織の力と言う体力の違いも言うまでもありませんが、それも今回は割愛します。 

立憲民主党の思いを、有権者に通じる言葉で伝えきれたか

私自身、小中高生そしてそれ以上の年代の方と、勉強のお手伝いをすることを長年生業にして生きています。

 

10年以上前くらいにようやく、気づいたことがあります。

それは自分が「常識だと思っている日本語」が「外国語と同じくらいに通じない・理解してもらえない」人が大勢いるということでした。(若い人が頭が悪いと言ってるのではありません。)

 

それに気づく以前には「何で分からないんだろう?テキスト(教科書)のここに書いてあるじゃん」と思っていたことが、実はテキスト(教科書)の日本語が彼らには通じない日本語だったのです。

 

彼らには通じない日本語を「何で分かってくれないんだろう」と、こちらは一人で時には悩み、時には憤っていたのです。

 

この業界には「スーパー講師」と呼ばれる人もいます。熱血タイプでぐんぐん引っ張っていくタイプ、淡々と理詰めで説明するタイプ、フレンドリーに生徒と接するタイプ…様々です。政治家と一緒ですね。

 

でも、スーパー講師に共通するのは、教科書やテキスト、問題集の解答に書いてある説明を、「彼らに分かる日本語に翻訳して伝えてあげる」ことに長けているということだと思っています。

 

今回の参議院選挙、各候補者の演説も中継含めて大分見ました。

 

個人的には選挙区の候補、そして枝野代表(公示前の大阪と地元候補応援時)、蓮舫さん2回、岡田さん、その前のタウンミーティングでは長妻さん、海江田さん、おっくん、りえさん、生で声を聴く機会にも恵まれました。

 

どれも、個人的には理解できるし、自分の心には響くものばかりでした。

 

でも、果たしてそれが、多くの人、とりわけ若い年代の人に通じる言葉、説明だったのかと思うと、疑問なのです。

 

(加計問題、防衛省報告書、含め隠ぺい、利益誘導体質、不誠実な国会答弁など)なぜ今の安倍政権がひどいと言えるのか。

このまま安倍政権が続けはばどんなひどい未来が予想されるのか。

違憲状態の安保法制のまま9条改正することは何を意味するのか。

緊急事態条項の恐ろしさ。

現在の経済状況での消費税アップがどれだけ経済にダメージを与えるのか。

 

国会を趣味のようにここ数年見てきた自分には全て理解できるし、賛同もできます。

 

でも、多くの有権者にとってそうだったのでしょうか?

 

何を野党は怒っているんだろう?…今までの経緯を知らない人にとっては、怒鳴ってばかりの野党としか聞こえなかったのでしょう。(私はもちろんそう思っていませんが)

 

今回の参議院選で与党が多数を、あるいは2/3を確保することが、どれだけの意味を持つのか、本当の危機感をもって、「わかる言葉で」伝えきれたのでしょうか?

 

また、『私はこうしたい』という演説はずいぶん聞きましたが、

『私が国会に行ったら、あなたの生活はこうなる』という演説は少なかったと思います。

 

そういった「わかる言葉」で伝える工夫が、次の総選挙、あるいは国民投票で必要だと感じています。

 

別垢も含めてずっと追いかけている三春充希さんも朝日新聞で書いていました。

「政治家は今の日本が抱える問題をはっきりと示し、このまま進んだらどんな未来が待っているかという『絶望』を示す必要があります。そして(中略)希望を若者や、棄権してきた人たちに向けて提示する必要があるのです」

 

私は、はるさんの言葉に、『わかる言葉で』提示し、多くの人に賛同してもらう必要がある、と付け加えたいと思います。

 

賛否はともかくとして、山本太郎さん、接戦を制した石垣さんは象徴的だったと思います。

 

消費税0の実現性はともかくとして、彼らは少なくても「多くの人に分かりやすい自分の内なる言葉」で「自分が当選すればあなたの生活はこう変わるんだ」と訴え、そしてそれが一人一人に届いたのだと感じています。

 

せっかく公約にあった『大学の授業料を半額に』というのを、大学生そしてその保護者に自分の言葉で分かりやすく訴えた候補はいたでしょうか。(私の耳に届いていないだけかもしれませんが、それは多くの人に届いていないと同値です。)

 

時給1300円だとやっていけないという中小個人事業主に

『立憲民主党は、炭素税を使って同時に社会保険料負担を軽減するんです。働く人もハッピーになれるし、事業主にとっても社会料負担軽減でそれが可能になるのです。自分のところの社員がハッピーに働き、それが可能なら社長さんだってハッピーでしょう!』と訴えた候補はいたでしょうか?

 

実は、比較的自民等には批判的なパートナー(個人的には嫁とか家内とかいう言葉は使いたくないのでパートナーと言っています)に、選挙後ずいぶんダメだしされました。(結果私に免じてりっけんと書いてくれたようですが・・・)

 

・何あの「令和デモクラシー」って。私みたいにネット見ないでチラシだけちょっと見た人には何のことか分かんないし!

 

・大体私の生活に何やってくれるか分からないし!

 

・選挙公報も、あれだけ見て投票する人もいるんだから、あれじゃ心に響かない。

  勝てないの当然じゃない?etc

 

開票後に散々言われて返す言葉ありませんでした。

 

個人的には本当に次の総選挙、国民投票に強烈な危機感をもっています。

 

同時に、個人的には反省もしています。

最終日間際の自分のツイートです。

『(今の政治は)私の住みたい日本ではない、次世代に引き継ぎたい日本ではない』

 

この思いは、私の本当の思いでもあります。

 

でも同時にそれは低投票率という

『何言ってるの、勝手に自分の思いを私たちに押し付けないで』という答えとして返ってきたのではないかと反省もしています。

 

同じことは党全体としても言えないでしょうか?

 

総選挙、国民投票、今の政治ではおかしい、何とかしなくてはと思いを同じくする人たちにとっては時間がありません。

 

何ができるかを一緒に考えながら、進んでいけたらと思っています。

 

長文で失礼いたしました。

Sincerely yours